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移住を早めて沖縄を満喫! 地域に必要な診療科を揃える!

  • 医師名:竹田 真一(院長)
  • 所属科:一般内科
  • 病院名:医療法人沖縄寿光会 与勝病院

沖縄県で働く事を選択された理由を教えてください。

私はダイビングが趣味で沖縄に遊びに来る機会が多く、いつしかその魅力に惹かれ、将来は沖縄県に移住する事を夢に見ていました。
東京都内の大学関連病院に勤めていたときに、医療情報誌の中に沖縄県の病院求人欄を見つけました。掲載されていた雇用条件に給与額の明記がなかったので、「沖縄県の給与相場はどのくらいなのか?」と興味本位でその病院に電話をしました。すると当時の事務長が「すぐに説明に行きます」と、わざわざ東京まで会いに来られました。話を伺うと、医師の給与額は北海道から沖縄まで全国的にさほど変わらないこと、沖縄までの引越代と旅費に加え宿舎も貸与するなどの好条件を提示して頂きました。それでしたら沖縄に行こうと思い、沖縄で働く事に決めました。

沖縄に移住した当初の印象を教えて下さい。

沖縄で最初に住んだのは那覇市内でしたが、公共交通機関が整備されていないので通勤時はひどい渋滞があり、住宅やビルが密集していて、まるでリトル東京のようで、私がイメージした沖縄とは違っていましたね。最後に住んだ部屋は西向きで、日中は日が入らず夕方から暑い西日が降り注ぐような住環境でした。笑
海の見える広い一軒家に住んで、芝生の庭で愛犬を走らせて…などのイメージを持って沖縄に来ましたが、これでは東京と変わりません。それで、もっと住環境のよい場所に移り住みたいと思い、沖縄の中部地区に希望通りの家を購入し引っ越しました。そのタイミングで4年間お世話になった病院を退職し、自宅からほど近い与勝病院に転勤しました。それから現在の住環境と勤務先が気に入り、あっという間に16年が経ちました。当初は、60歳過ぎてから沖縄に移住し老後生活を送るつもりでしたが、計画が早まり40歳そこそこで沖縄に住むことになりました。笑 しかし、結果としてダイビングもゴルフもたくさん楽しめましたし、今思えば早い時期に移住して良かったと思っています。

与勝病院でおこなっている診療の特徴を教えてください。

うるま市与勝地域には、病院が当院しかありませんので、昔からこの地域に住んでいる小児から高齢者まで、多くの患者さんが来院されます。それで、地域の一次医療機関として幅広い受け入れをおこない、医療全般の診療ができるのが特徴です。
診療科目は、内科、循環器内科、呼吸器内科、外科、消化器外科、小児科、耳鼻咽喉科、皮膚科、整形外科、リハビリテーション科、腎臓内科、人工透析科、歯科があり、地元の患者さんが必要とする診療科を揃えて診療にあたっています。また、中部地区の基幹病院の後方支援病院として亜急性期・慢性期・終末期医療の役割も担っています。入院病床は障害者病棟42床、および医療療養病棟58床、回復期リハビリテーション病棟40床で構成されており、人工透析の設備も充実しています。県内では回復期リハ病棟を有する病院はたくさんありますが、リハビリと透析の両方をおこなっている病院は少ない状況です。回復期リハもできて透析もできる病院は、重宝されていると考えます。
前述しましたが、当院はこの地域の患者さんが必要とする診療ができるよう取り組んでいますので、慢性期や終末医療を強化しているのも特徴ですね。慢性期では神経難病や人工呼吸器患者など在宅療養が困難な患者を自宅に近い当院で療養してもらえます。
今年の12月には新病院を建設して、緩和ケア病棟を立ち上げます。沖縄県中北部では基幹病院を除き唯一の終末期医療病棟になる予定です。  【イメージ図:新病院完成イメージ】地域連携支援センターでは、在宅療養患者さんにデイケア、訪問看護、訪問介護、居宅介護支援事業など充実した在宅医療の提供をおこなっており、さらに高齢化社会のニーズに応えるため、住宅型有料老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅、その他近隣施設への医療協力体制を敷いて、敷地内での医療から介護への連携に取り組んでいます。

与勝病院で働く魅力を教えて下さい。

まずは、病院職員全体に協力する環境ができており仕事がし易いのが魅力ですね。それで、医師だけでなく職員も皆が和気あいあいとして仲が良いと思います。医局も院内全体もよい雰囲気で業務にあたっています。医師は常勤7名おりますが、私を含め3名が県外出身者です。大学の派閥も全くありません。
当院は、理念であります「地域に根ざした信頼される医療」を目指すため全職員で協力し合い「質の高い医療」「患者様第一主義」「地域への貢献」に努めています。また、当院は世界遺産である勝連城跡に隣接する風光明媚な丘の上に立地し、療養に最適な環境です。お城は遠くまで見渡せる場所にありますので、当院からも海中道路や中城城、沖縄市泡瀬や与那原町の方向まで360度見渡せます。
当グループや私の友人の先生が、本土からお越しになりますと開口一番「すごく景色のよいところですね」「素晴らしいですね」「自然環境がいいですね」などと言われます。綺麗な海が見えて大変景色が良く、敷地も広々としていてゆったりとしています。それが、与勝病院の魅力ですね。                     【写真:新病からの眺望】

沖縄県で働く上での魅力を教えてください。また、働く上で注意すべき点を教えてください。

私が東京で働いていた頃、東京では医療訴訟などもあり、医師と患者さんとの関係がぎくしゃくすることもあったと思います。しかし、沖縄で働いて最初に感じたのは、医師と患者さんとの信頼関係が非常に良好で、10年ほど昔にタイムスリップしたような感覚でしたね。特に沖縄県出身の先生方は患者さんに対して、すごく思いを込めて仕事をしていますし、患者さん自身もお医者さんを信頼してくれています。そういった環境は、医療人としてとても良い仕事ができると思いましたね。沖縄はそんな信頼関係が残っている場所です。本土から来られた先生もその環境が魅力と感じるのではないでしょうか。

注意すべき点は、例えばインフォームド・コンセントで、説明して同意を得て書類にサインしてなど、普通におこなっている作業を機械的に進めるとギャップが生じます。郷に入れば郷に従えと言いますが、沖縄の地域性を理解して、分かりやすく説明することが求められます。都市部などで普通におこなっている手法と思っていても、そのまま持ち込むと失敗する可能性もあるでしょう。

沖縄県での勤務と他県での勤務で、何か違いがあったら教えてください。

生活習慣病に関しては、脂質異常症、糖尿病の患者さんの割合が多く、高血圧の方も比較的多く、他県とは圧倒的に違いがあると思います。また、治療が遅れていたりや未治療の方も多くいらっしゃいます。
東京では、血圧が少し高くてもすぐに薬を飲む方が多く、糖尿病と診断されれば多くの方が治療をされます。しかし、沖縄では、健診で異常がみられても、しばらく何の対処も治療もせずに放置されるなど未治療の方が意外と多くいらっしゃいます。健康保険料が払えていない、治療費が高くて払えないなどの理由もあると思いますが、昔の沖縄は医者が足りていなかったこともあり、自分たちで薬局の煎じ薬を買って対処してきましたので、まずは薬局の買い薬で病気を治そうとする習慣も残っていると考えられます。
また、沖縄は飲酒される方が多く、アルコールに関する病気も多いですね。
最近では、大腸がん、肺がんなどのがんの病気も増えており、全国と比較してがん患者の割合も多くなっている状況です。がん検診や人間ドックを受ける方が少ないため、がんの早期発見・早期治療ができず、病気が進行して発見されるといった特徴もあるのではないでしょうか。

沖縄県ではこんな先生は活躍できる。逆にこんな先生はフィットしない医師像があれば教えてください。

前半で申しましたが、患者さんに思いを込められる先生、患者さん自身を好きになれる先生は、望まれる人材になると思います。住民の方から信頼を得ることができ、楽しく仕事ができるでしょう。
また、最近の医師はスペシャリティ(疾患別・臓器別)になる傾向にありますが、例として、自分は循環器が専門なので腹痛は診ませんなど、疾患やスキルの専門性にこだわる先生は合わないと思います。自身の専門だけでなく、外科医でも内科的な面や、内科医でもメンタル的な面をカバーするなど、患者さんを全人的に診察できる先生は活躍できるでしょう。逆に、フィットしない医師像として、私自身もそうなのですが、几帳面でせっかちな先生でしょうか。笑
私自身、悩んだり苦労もしたりしましたが、良し悪しは別としまして沖縄の人はテーゲー(細かいことや過ぎたことは気にしない、のんびりしている、おおらかである、などと言う意味の方言)な人柄やスローな雰囲気がありますので、几帳面でせっかちで、物事をきちっとする先生は、とてもストレスがかかると思います。
以前、私の友人でダイビングが好きで、沖縄に来て働いたことがある先生が二人いましたが、合わないと言ってお二人とも2~3ヶ月で本土に戻ってしまいました。患者さんだけでなく同僚の先生や病院職員とリズムが合わないと悩んだり、行動の速さが合わなくて孤立してしまったりすると、ストレスがたまりやっていられないと思うこともあるでしょう。本来はスローライフがしたくて来たはずなのに、自分のリズムや肌が合わず、嫌になって仕事を辞めて帰ってしまう方もいます。
沖縄に来たら沖縄のリズムに合わせて、地元の人に受け入れられるように自分を多少なりとも変えていかないと、自分自身ストレスになりますし、相手に対してせっかちな対応をする訳にもいきません。それらを自分自身で柔軟に消化できる方であれば大丈夫ですし、沖縄の文化が好きになるでしょう。

沖縄県で暮らす上での魅力を教えて下さい。逆に暮らす上での大変さを教えてください。

やはり、海・山など自然が身近にあるのが魅力でしょうか。海が好きで沖縄に移住しましたので、何の不自由もしていません。そして、沖縄県民の温かさや情の深さは最高ですね。そういう方々を好きになれるかどうかで、定住して楽しく暮らせるかどうかが決まると思います。
物価は安いのかなと思いましたが、意外とそんなに安くありませんでしたね。ガソリンは税優遇もされていますので安いですよ。暮らす上で大変なのは、湿気が凄いことですね。那覇空港に着くと湿気が多いのを感じる方も多いでしょう。荷物を押し入れに入れておくと、ひと夏で全部にカビが生えました。笑 除湿機は絶対必要です。
また、交通は、公共交通機関は発達していませんので、運転免許を持っていない方は大変です。バスは時刻表より遅れることも多く、地方路線などは本数が少ないので、マイカーがないと不便ですね。
住居は、私が移住した頃の県外出身者は、沖縄県に保証人がいないと不動産屋さんがアパートを貸してくれませんでしたので、昔は住居探しが大変だったと思います。私の場合、最初に勤めた病院の事務長が保証人になって頂き借りることができました。現在は沖縄県に保証人がいなくても借りれるようですが、県外から当院に働きにこられる医師や職員の方は、当院でご希望に沿った住居を探したり借りたりしておりますので、ご安心ください。

最後に先生方へメッセージをお願いします。

当院は、今年2016年12月に敷地内に新病院をオープンします。沖縄ではがん患者が増える傾向にありますが、中・北部では、緩和ケア病棟を持っている病院が一つもありません。それで、当院の理念でありますが「質の高い医療」「患者様第一主義」「地域への貢献」をするため、新病院では緩和ケア病棟を立ち上げます。透析は12から20ユニットに増やします。透析センターを担っていただく夢のある腎臓専門医の先生も募集していますよ。

当院は、医療技術が凄いとか、知識が凄いとか、スーパードクターで腕が凄いとか、そういった医師は望んでおりません。地域の患者さんにとけ込めて、職員とも仲良くできる先生であればいいですね。人間性を大切にしています。院内のお祭りや宴会、ビーチパーティなどイベントもたくさんありますので、大いに楽しめますよ。
「地域に根ざした信頼される医療」を一緒に担っていただける先生をお待ちしています。一緒に沖縄ライフをエンジョイしましょう!

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